コンセプト

理念・メッセージ

西陣麦酒計画(Nishijin Ale Project)
自閉症の人とともに
西陣麦酒を醸造・販売するプロジェクト

 

 自閉症の人は、心理発達の面で著しくメリハリが効いている人たちです。
自閉症の人への支援を天職と考えている私たちにとって、自閉症の人のメリではなく、そのハリを活かせる職場を作ることは重要な使命のひとつです。
 そこで真っ先に浮かんだのはクラフト・ビール(地ビール)の醸造所です。
丁寧な温度管理、上質の味や香りの追及、ルーチンの反復作業などに自閉症の人のハリが活かせるはずです。
 京都西陣の地に西陣麦酒計画が呱々の声をあげ、2016年、歩み始めます。

プロジェクトの概要

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 西陣麦酒計画~自閉症の人とともに西陣麦酒を醸造・販売するプロジェクト~(Nishijin Ale Project)は、自閉症支援の支援団体・個人の有志でプロジェクトチームを構成しています。

■西陣麦酒計画 ビール醸造所 開設資金 ご寄付のお願い

 西陣麦酒計画の取り組みに賛同していただける賛助会員(個人・団体)を募集しています。個人寄付 1口=1万円より、団体寄付 1口=10万円よりとなっております。
 寄付金の趣旨にご賛同くださる皆様からの温かいご支援、ご協力をお願い申し上げます。

→詳細は「寄付のお願い」ページをご覧ください。

■自閉症の方の強みが生かせる働く場のモデル作り

project1 自閉症の方が働く場のモデルとして何が良いのか検討を重ね小規模麦酒醸造所が適していると判断しました。
小規模麦酒醸造所では、醸造から販売までを一元的に担うことができ、それぞれの工程で仕事や雇用の創出が可能となります。
例えば、品質が一定になるよう麦芽を粉砕する。誤差なく温度と時間の管理をする。一定量の泡でフタをするようにジョッキにそそぐ。清掃業務をおこなう。瓶詰めする。酒税の台帳に記帳する。注文を受け個別に発送する。販売促進グッズの制作。商品の箱詰め。などです。
 自閉症の方が必要としている労働環境を整え、強みを活かして分業し、ひとりひとりが妥協なく協働する事で最高品質の麦酒醸造がおこなえます。

■イギリス伝統の上面発酵へのこだわり

 大手のビール会社が販売する淡色のラガー系ビールも飲みやすく人気ですが、イギリス伝統の上面発酵によってできるエール系などの濃色(茶系色)のビールはコクがあり、香り高く、味わいは格別です。
 日本酒やワインのように醸造者や気候・材料などによってコク、香り、濃淡が違い、バラエティーに富んだ様々なビールの醸造が可能になります。

 小規模醸造所では醸造工程を簡素化するところも少なくないようですが、香りを引き立たせるための工程では雑味も増え、雑味を抑えるための工程では香りが減るかわりにコクが引き立つ、減った香りを最後に足すなど、ひとつひとつの工程には重要な意味があります。
 不要な工程などなく、西陣麦酒計画では工程を簡素化せずに醸造します。
(図『醸造学基礎セミナーテキストより引用』)

■販売イメージ

 醸造免許取得が、2017年5月。販売開始を7月に予定。小規模醸造所では年間6000ℓの麦酒を醸造します。
開所当初は、レストランやビアバーなど主に店舗向けの樽詰め販売と、醸造所併設の試飲スペースでの店頭販売を実施します。
 できるだけ早い段階で瓶詰による小売販売も実施したいと考えています。